成功者の発想を身に付ける(オーナーの発想)
セオリー(1) プラス思考を身に付ける
どんなことが起こってもプラス思考で捉えていくことが大切です。
夢の実現のために動き出すと、必ずさまざまなトラブルや二者択一の判断をせざるを得ない事態に遭遇します。そこであなたが、事態をどう分析しどう考えるかが問題なのです。
有名な1つのエピソードです。2人の靴のセールスマンのお話です。A君とB君という2人の靴のセールスマンが、市場調査のためアフリカのとある国を訪れました。その国の人々は、靴を履く習慣がなかったため誰も靴を履いていませんでした。もしあなたが靴のセールスマンだったら、どのように社長(オーナー) に報告を入れますか。
A君は、こう報告をしました。「社長、この国では誰も靴を履いていません。どうやら靴を履く習慣がないようです。ここでは、靴は売れません」。
B君の方は、こう報告をしました。「社長、チャンスです。この国の人は誰1人、靴を履いていません。靴は、間違いなく売れるでしょう。こんな良い市場はありません」。
同じ状況を見ても、同じ情報が入っても、人によってその評価は180度違うものになります。なぜ、これほどまでに違った評価になつてしまうのでしょうか。
結果、A君はチャンスを逃し、B君はチャンスを掴んだのです。このことは2人の持つ能力の問題ではなく、意識や考え方の問題なのです。A君はマイナス思考で、B君はプラス思考であったに過ぎません。成功者は常にプラス思考をして、チャンスをものにしています。
A君は何事に対しても失敗したらどうしようと考え、B君はうまくいったらどうしようと考えているのです。どちらが楽しく仕事ができ、どちらがチャンスを掴み成功するかは、火を見るより明らかです。今のあなたが例え、A君だったとしても心配はいりません。
それは過去がつくった現在のあなたであり、未来を目指した現在のあなたではないからです。しかし私たちは、今までそうやって多くのチャンスを逃してきていることを忘れないでください。またトラブルに対しても同じです。
成功者は一見どう考えてもマイナスの状況が起こっても自分のいいように解釈し、逆にプラスに変えてしまうのです。例え急ぎの用事があるにもかかわらず渋滞にはまっても、「たまにはゆっくり音楽を聴けということなんだな」とか、「もし渋滞がなかったら交通事故で死んでいたかもしれない」という具合に、とにかく悪いことが起こっても、これは次から良いことが起きる前兆と捉えていくのです。
不安や怒りやイライラなどのマイナス思考が生み出すマイナスの精神が、連鎖反応的に失敗や悪いことを呼び込むことを知っておかねばなりません。マイナスを引きずらないためには、常にマイナスの事態が起こつてもそこで悪い流れを断ち切らなければならないのです。そのためには、いつでもどこでもプラス思考でいることです。
メンタル・レッスンその4 マイナス思考をプラス思考に変える習慣づくりを身に付ける
マイナス思考をプラス思考に変える習慣づくりを身に付ける。これは、日常生活の中でチャレンジしてみてください。いつも感じたり考えていることに「理由付け」をしてみるのです。
その際に気を付けなければならないのは、「決して自分以外の人のせいにしないこと。そして自分に都合の良い理由を考えること」です。
そうすることにより自分の気持ちがどう変化するかもきちんと把握するよう常に心がけてください。基本的に正解はありません。あなたと周りの人が精神的に一番和むような理由付けをしてみてください。これができるようになれば、そして習慣にできれば完壁です。今までの自分とは違った魅力が出てくることになります。といっても具体的にどうすればいいか分からないと思いますので、例をあげて解説しておきましょう。
「プラス思考に変えるレッスン・サンプル1」
車で移動中、助手席の奥さんが「こっちの道の方が近道よ」と言ったため、道を変更したところ、工事渋滞にはまってしまった。今までのあなたならどう感じ、どういう発言をしていたかを考えてみてください。
あなたは、まず後悔して「やはり妻の言うことなんか聞かなければ良かった」と思います。次にイライラし、ついに怒りの感情が出て「何でいつもこうなるんだ。何をやっても万事こんな感じで、何もかも嫌になってしまう。だいたいなんで真昼聞から工事なんかしているんだ」と考えてしまうのです。そして最終的には、その不安定な精神を何とかしようと現実的な逃げ道である妻に矛先を向け、なじり始めるのです。
妻としても「言わなければ良かったわ」と、後悔している時になじられるのですから、2人共喧嘩して落ち込んでしまいます。これでは、何の解決にもなりませんし、そのマイナスの波動は後を引き、悪いことしか起こらない人生になってしまいます。
問題は一体どこにあるのでしょうか。工事をしていることを知らなかったのは、妻のせいではなく、妻は良かれと思い言ってくれたことであり、妻には非がないことは明らかです。ましてや工事現場で働く人には、会社の指示で動いているのですから責任はありません。
ということは、やはりこの原因は不安定な精神をつくり出した本人のマイナス思考にあるわけです。
これを解決するために、まず最初の心の変化である後悔という*佗ネガティブな精神が起こるところを根こそぎなくす必要があります
予期せぬ出来事を人生の中で何度も経験しているわけですから、今回もその1つに過ぎないと考えるのです。同じパターンのマイナス思考の習慣化が、生活の中では必ず起こっているはずです。
これをプラス思考の習慣に変えていけばいいのです。予期できない、一見マイナスの出来事に遭遇した際には、その事実を否定するのではなく、受け入れていくことから始めるのです。事実を否定するのではなく、常に肯定し、無心で受け入れていくことが大切です。
「よし渋滞になった。ということは、あっちの道は、もっと渋滞していたのだ」「もしかしたら、あっちの道に行ったら交通事故に遭っていたのだろう。そのためにこの道を選んだのだ」というふうに、間違いを認めないというよりも自分の選択を最後まで受け入れてあげる態度が必要なのです。これからは、日常のどんな些細な出来事にも、マイナス思考をしないという習慣を付けなければなりません。そしてプラス思考を続けていくと人はそれが経験となりこういう風に考えていくと後に今までのようなマイナスやネガティブを波動を引きずらず、逆に良いことしか起きてこないことに気付くようになるのです。そして、その経験の繰り返しの中から、自分なりのプラス発想を見つけることができるようになるのです。
セオリー1 過去の常識を捨てよう
未来は、過去と現在の常識ではつくれません。枠にとらわれない発想が必要です。過去は、生ごみー、夢は、未来を生きようとするあなたにしか付き合ってくれないと心得ましょう。
過去の栄光や過去を土台にしたプライドはあなたのヒラの常識がつくつたものです。未来は、そんなものではつくれません。なぜなら夢は、あなたの未来としかお付き合いしてくれないからです。夢に対し、いかに過去の自分を捨て、純粋に取り組んでいけるかが問われているのです。過去の常識を捨てましょう。体が軽くなります。
プラス思考に変えるレッスン・サンプル2
まずは、私たちがとらわれている常識とは何かを知らなければ、新しい常識をつくることはできません。これに関する2つの象徴的なエピソードがありますのでご紹介してみたいと思います。
1つ日は「ノミの調教師」のお話です。ノミは基本的には、体の何十倍も飛び跳ねる驚異的な跳躍力を持っています。口の開いた箱に入れても簡単に飛び跳ねて逃げてしまいます。このノミを手の平の上で逃げないくらいに、ジャンプできなくするのがノミの調教師です。一体どうやって言葉の分からないノミを逃げないように手なずけたのでしょうか。
2つ目は「カマス」という魚の話です。カマスの大好物は小魚ですが、水槽に透明な仕切りガラスを入れ2つのエリアに分けます。一方にカマスを、もう一方に餌となる小魚をたくさん入れます。するとカマスは、餌である小魚を食べようとガラス越しの小魚めがけて突進しますが、何度ガラスに体当たりしても目の前にいる小魚を食べることができません。そして食べようとすればガラスに当たり痛い目に遭うということを繰り返すうちに、カマスは体当たりをしなくなつてしまいます。
そこで仕切りガラスを、そっと外すとどうなるか? 何と目の前を大好物の小魚がまさに食べてくださいと言わんばかりに通り過ぎても、小魚を食べなくなつてしまうのです。
この教育されてしまったカマスを、元の小魚が大好物なカマスに戻すには、どうしたら良いでしょうか。考えてみてください。
答えは1つ日のノミの調教師は、つかまえたノミを透明なコップを逆さにして閉じ込めただけなのです。するとノミは、今までのように思い切りそこから逃れようと一生懸命飛ぶわけです。しかしコップの天井は、コップの底になっているので、そこに体がぶつかり外に出れません。それを何度も繰り返した挙げ句、コップの深さ以上に飛ばなくなつたものが調教されたノミなのです。
1つ目のカマスの話の答えは、野生のカマスをもう1 匹入れるが正解です。入れられた野生のカマスは、当然のように大好物の小魚を食べまくります。それを見た教育されたカマスはハッと我に返り、「食べていいんだ、食べれるんだ」と自信を取り戻したかのように食べ始めるのです。
実は、この透明で日に見えないガラスのコップや、水槽を2分するガラスの仕切りこそ、私たちがとらわれている常識なのです。そして飼いならされたノミやカマスは、過去という生ゴミを大事にしている私たちなのです。私たちも過去のさまざまな経験により教育され、透明で目に見えない枠に気付いてその範囲を逸脱することが怖くなってしまっている。
そしていつの問にかその枠の中でしか生きられなくなつているのです。夢はガラスの外に存在しているのです。このままでどうやって私たちは、新しい未来の常識をつくつていけばよいのでしょう。夢を達成するには、まず一度その自分の中の古い過去がつくりあげた常識という、目に見えない枠を壊さなければならないのです。今まで当たり前と思っていたものに、疑問を投げかける必要があるのです。私にとっては、その答えがビタミン外来であり健康支援科なのです。
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